著作権侵害幇助

「ウィニー無罪」賛否…著作権侵害絶えぬ中

なかなかこの問題に対する態度を決めかねているところはある。包丁の例にたとえられることがあるが、ちょっと次元が違う気もする。

著作権侵害というものは、ダイレクトに他人の権利を侵害する形のものではないので、一般人がよくよく犯しやすいもので、規範的障害が少ないものといえる。一方、包丁による身体への障害というものは、他人に対するダイレクトアタックである以上、規範的障害が大きいのが通常である。
一般的に、そのような規範的障害の少ない著作権侵害を容易にするような道具を作れば、そういった犯罪行為が横行するであろうことは、認識してしかるべきだろう。
ただ、それらは刑法上「幇助」といえるまでの積極的な勧誘ではなかった。おそらくそういうことじゃないのかな…（判決文読んでいないので、ちょっと適当です…）。

だとすれば、そういった行為自体は違法なものではなく、これを抑制することは技術の発展を阻害するにすぎないものとなる。そういう意味では、高裁の結論も首肯できてしまうあたり、難しい問題をはらんでいる気はしますね。

あとは社会的道義的責任の問題なんでしょうけど…まぁ確かに技術に罪はないとしても、現にそれによって多くの著作権侵害が進行しているのが現状ですからね…自重すべきなのは確かかと思います。
でも、その辺も結局は侵害する人間、それを規制できない制度が悪いわけで、技術者を責めるのもどうなんだろうという気はしますね。
政府はこれを期に、金子さんにウィニーの悪用を禁止するシステムの整備を依頼したらいいんじゃないですかね？
まぁ検察が上告するのかどうかまだ分かりませんが。

台風

強い台風、日本縦断へ＝大雨、暴風に警戒を－交通に影響、休校相次ぐー気象庁

アクセス数もだいぶおさまったようです。まぁ相変わらずコメントは寄せられないブログですが（笑）。

台風１８号が接近しているということですが、クロはやっと昨日あたりから危機感を感じました（え？）。
「どうせ今回もそれるんだろ？」と思ってたからですかね…。でも今回は関西を直撃らしいです。
台風で困ったことといえば…高校のときに陸上の試合があって、それが停電で中止になったことでしょうか？駅まで電車が止まっていたほどですからね…。

とりあえず、誰も怪我をすることなく、通過していってもらいたいですね。

合格証書

新司法試験の合格証書がやっと届きました。
厳密には旧司と新司は違うんですが、こうして証書をもらうと、どちらも司法試験なんですね…。
年齢は公開しているので、別に生年月日には付箋を貼らなくても良かったのですが…何かしらいろいろと憶測を飛び交わすこともできるので隠しておきます（笑）。

思っていた以上にしょぼシンプルな感じで少し驚きました。まぁシンプルイズベストですかね。
ようやく色々と実感が持てるようになってきました。

検察庁

昨日は検察庁の進路説明会に参加して参りました。
ちょっと検察庁のビルがすごかったので、写真を撮ろうかと思ったのですが…撮り損ねちゃいましたね（－－；）。

裁判官、検察官、弁護士っていうのが、いわゆる法曹三者って言われます。でも、司法制度改革でもっとも増員されているのって、弁護士なんですよ。もちろん裁判官も検察官も増員傾向にありますが、弁護士の増加はその比じゃございません。
仮に、今年の修習生が２２００人であると想定しましょう。この中で裁判官、検察官になれるのって何人だと思います？１００人ずつですよ。後の２０００人は弁護士です。

裁判官、検察官ってパイが少ないんですよね。これは国家公務員だから仕方ないんですが（待遇は非常によくって、国Ⅰの比じゃないみたいですが）。


検察官に興味がないこともないですが、この少ないパイを奪いとれる自信はないですね。そして、このパイを奪っている間に弁護士のパイを奪われるのも将来的に不安だし。そういう風に考える人が多いと、逆に希望者が少なくなって、案外すんなりなれたりして？？まぁ迷っている時点で既にアウトかもしれませんが。

クロとしては、検察官から見た弁護士、裁判官に興味があったので、その観点から質問をさせてもらいました。
…でも、あまりいい答えは得られませんでしたね。やはり公の説明会であるんで、ちょっと遠慮がちというか、歯に衣着せた模範回答が多かった印象でした。少し物足りなかったですかね。もっと「他の二者のここが許せない」、とか「ここがいい」とかいう部分を赤裸々に語っていただきたかったですね。
とはいえ、全体としては、検察官自体の職務内容や仕事に対する姿勢等を学ぶことができたので、行ってとても良かったと思いました。

その後、ローの一個下の学年（修習自体は同期になる）のメンバー８名くらいと食事をしました。なかなか一個下の学年とこうやって話をする機会というのは、在学中にはなかったので、実に新鮮でしたね。

紳士服

最近の関心事はスーツです（笑）。

さすがに一着だとキツイので、新しく購入することにはしたのですが…司法修習生の就活に合うスーツって何？って感じです。

いわゆる紺の無地というリクルートスーツというものが就活の定番なんでしょうが…紺は安っぽくみられるからな…。やはりここは信頼と安定感のある色、黒、でなければならないような気はします（＾　＾；）。
黒のストライプってのが今の流行みたいですけど、ストライプもどぎつくないものであれば、遠目では無地にも見えますからね。無難でしょう。

この土日、全部で３件ほど紳士服店を周りました。でも、さすがにどこも２万円くらいしますね…。
あとは、パンツが一本の奴で２万未満か、親のスーツを下取ってパンツ二本の奴で２万強の奴を買うかの争いです。さて、どうするか。今日見ることにしましょう。

Ｐ．Ｓ
某予備校から、「新司法試験受験対策」についての資料が封筒に入れられて郵送されてきました（笑）。
そもそも、事前に合格したかどうかを調べるのは企業の当然なすべき業務だと思うのだが…。その予備校からは、確かに一度電話があったが、一度電話に出られなかっただけで、もう二度と電話かかってこなかったからな。
しかも、資料とともに入っていた手紙の内容がまたひどい（笑）。
要約すれば「合格者の方がいたらゴメンね。でも、今年受験される方にこの情報を伝えてくれたらうれしいな」というものでした（－－；）。なんだそれ？合格した人は眼中にないのは分かるが、その態度はないんじゃないかな…と思った。

自活

大学時代の旧友、Ｎ君とＵ氏とともに、飲み会をして参りました。

Ｕ氏は某地方の公務員で、今回は忙しい合間を縫って参加いただきました。彼だけ「氏」つきなのは、公務員特有の雰囲気を持っていることに敬意を表してです（笑）。

クロとＮ君の祝賀会をかねていたところもあり、Ｕ氏からはネクタイを、Ｎ君からは書籍と東京土産をいただきました。
Ｕ氏には、以前ネクタイピンをロー入学祝いにもらっていたので、これで合わせて装備できます（笑）。
Ｎ君からいただいた書籍は、大学時代の政治の先生が編集されたもののようで、是非一読を、ということでいただきました。

Ｕ氏は本当に忙しいようで、公務員なんて夕方５時６時で仕事を終えるものだとクロは考えていたのですが、ところがどっこい、日を超えて働いたり、朝を迎えたりすることもあるようです。趣味を持つ時間もなく、非常に心身ともにキツいということで、恐れ入っております。学生時代の彼からは想像もできない生活だけれども、仕事に生きるという意味で、彼にはぴったりの仕事なのかもしれません。また、公務員自体、名誉で誇りある仕事であるわけですし。

Ｎ君も最近自炊を始めたようで、それに楽しみを見出しているようで、ちょっと安心ですね。

普通に自宅でのんびりと勉強していたクロですので、こういう自活されている方々の話を聞くと、頭が下がります。司法試験に受かったなんていうと、「すごい」とは言ってもらえますが、実のところ世間を知らない愚か者なわけです。
弁護士なんて、人の先を行っているように思われるかもしれませんが、実は知ったかぶりしながら、常に人に追いつこうと影ながら努力する種族なのかもしれませんね。

Ｐ．Ｓ　後髪切りました。リクルートカットということにしたら、えらい前髪切られて凹んでいます（－－；）。１ヶ月は整髪剤が必要かな。

大雨

どしゃぶりの中、修習生用のガイダンスＤＶＤを見に、出身ロースクールまで行ってまいりました。
というのも、今年は司法研修所主催のガイダンスがなく、その具体的な内容の周知は、各ロースクールに「任せた」とされているためです。
クロは決して雨男ではないとは思うのですが…ここぞとばかりに出かけるときは、雨ですね（－－；）。

まぁそんな雨の中、高校以来のカバンにいらなくなった大量の書籍を詰めて、必死に登校いたしました。これは、後輩たちに書籍を還元するためです（ただ、一冊だけ、どうしようもない本を持っていくのを忘れたことだけが心残りです）。
昼間に不要書籍ボックスに入れておいたら、帰りがけ見ると、結構なくなってましたね。うん、貪欲だ（笑）。

結局靴下もズボンもずぶぬれにはなったのですが、それでも何とか帰ってこれました。
これがスーツの日とかだと、どうしよう、という感じですね。

Ｐ．Ｓ
どうでもいいですが、帰りの電車でやむなく優先座席に座っていました。気がつくと、向かいのドア付近にご年配の方が（背筋はしゃんとしてましたが）。「まぁ声をかけたりするのも何やしな…後は空気読んで、座ってもらえればいいかな」と思って、何も言わずクロは立ち去ろうとしました。
そして、ご年配の方がおもむろに……ではなく、ある別のおっちゃんが、目ざとくクロの座っていた優先座席を確保しました。
おい、あんた、空気読めよ（－－；）。ご年配の方は、クロが降りる駅まで、ずっと立ったままでしたね。

靴

靴を買いに行きました。
これで着々と就活戦に向けた装備が整えられていきます（笑）。
今回のクエスト（？）は、黒くて本皮でひも付きの１万円程度の価値のある靴を購入することです。

しかし、今まで２千、３千円の靴しか買ったことのないクロにとっては、１万円程度の靴を購入するのは至難の技でした。「この５千円未満の靴と、この２万円の靴、何が違うの？？」そんな感じです。でも、見たら分かる人には分かるようですからね…。

朝から、親とともに近所のショッピングモール的なところに行ったのですが、およそ１万円の靴すらなく、これでは話にならないということで帰宅。いつもなら「安い」と喜び勇んで買うのだが…。
昼飯を食べ、今度はちょっと大きめの靴専門店に行きました。
そこでは、結構いろんな靴がピンからキリまでありました。とりあえず、気になったのを４足ほど並べて、店の方にそれぞれの特長をお聞きしました。…まぁそこまでやってもらって買わないわけにはいかんわな。ということで、８千円の靴を１足購入しました。黒で本皮でひも付きの条件を満たしているし、価格としても１万に近いので、条件は満たすでしょう。
さらに、商品券があったので、それを資金に百貨店へ。
ここでは、時計やスーツの相場を見るつもりだったのですが…自然と足は靴売り場へ。
時計、スーツもべらぼうに高かったのですが、靴もそこそこしましたね。ただ、黒で本皮でひも付き、さらに防水加工がされている２万円の靴が、なんと現品限りで１万円で売られていました！！
これはお得ということで、こちらも購入しました。

ということで、今日は靴だけで１万８千円使いました…（￣口￣；）。普段のクロからは想像できないほどの消費です…。これが就活というものか…。まぁ良いのを交互にはき続けたら、却って長持ちして経済的ですからね。

今回使った商品券、おそらく５年以上前にカテキョでもらった分だったと思います。それを思い出して、ちょっとカテキョの生徒の家にも電話をかけてみました。
中学生だった生徒も、なんと今では２０歳の大学生になっておりました…ときが流れるのは早いっすな（－－；）。

連鎖

司法書士を目指していた、戦友のN君が、司法書士の筆記試験を通過したそうだ。

司法書士の試験は、筆記試験と口述試験があるようだが、実際口述試験はほとんど落ちることがないみたいなので、実質的にはこれで合格が決まったようなものだ。

こう立て続けに合格の知らせが届くというのは、非常に気分のいいものですな。
今年はどうもクロ、その周りの人間にとって幸運な年らしい。

クロのジンクスとして、３年置きに秋には法律関係の良い知らせがある、というのは、まだ生きているようです。２０歳の秋、２３歳の秋、そして、２６歳の秋、頂点に達しました（笑？）。まぁ今年は約一年遅れての２６歳の秋ですが。

御祝

いろいろと御祝の品をいただいた。

就活用に鞄が必要なわけだが、ちょっと短期間では選べそうになかった。そこで、しばらくの間親戚のにぃちゃんの中古の鞄を借りる予定だった。その旨親戚のにぃちゃんにも伝えた。
そうすると…昨日、親戚のにぃちゃんが来て、気前よく鞄をプレゼントしてくれました！！！
何か…確かに新しいのを催促していたような感じだったかもしれない…申し訳なかったですが（－－；）。
結構丈夫そうで、何よりも安物ではないようなので、非常に助かりました。鞄ってピンきりでしょうから、ちょっと知識ないと選べないですからね。結構鞄って見られているみたいですし。本当にありがたいですｍ（＿　＿）ｍ。

あと、親が勤めている会社の社長が、クロの合格祝いということで、金一封をくださった。
意外にもうちの親、結構会社では喜んでくれていたようで、思わぬ一面を見ることができました（笑）。

ほんま、ええんかな、こんなに幸せが続いて（－－；）。まぁ今まで不幸だったみたいなもんやから、ちょっとそれを取り戻していると思えばいいのかな？？