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囲碁はできません、でもオセロは好き。
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クロの好きな言葉ではあるが、その実、意外と世間で簡単に使われているニュアンスほど分かりやすい概念でもないのがまた事実であろう。

日本は、努力の報われる国かどうかと聞かれたら、7割ほどが、そうではないと答えたようだ。
これについては、クロは留保つきで「イエス」と答えておきたい。

確かに、日本においても、社会的な認識、格差により、その活動の幅を否が応でも制限されざるをえない立場の人間は存在するし、その分野についてはやはり努力は意味をなさない。正直なところ、クロが今からどんなに頑張ったとしても、一流企業に勤めることは難しいだろう。年齢の壁というものがあるのは否定できない。
しかし、大学に入るには基本的には一律のペーパー試験をクリアすれば入れるのであり、大学に入って皆と対等に勉強する機会は保障されている。また、資格をとるにしても、基本的にはペーパー試験一本通れば資格を得ることができる。
努力し、力を身につけた人間に対しては分け隔てなく立身出世の道が開けている、そういう意味では、日本はまだ努力の報われる国であるのが前提ではないかと思う。

ただ、先に述べたように、努力というものがどういうものかについては、人によってブレがあるだろう。特に、人によって必要とされる努力の質や量には差がある。努力は必要条件でありこそすれ、それをすれば必ず成功するわけではないという点で、十分条件ではないのだ。努力の質が違う方向のものであったり、総体的に量が足りずに結果が伴わず、夢破れる人がいるのも事実であろう。
努力の質や量が足りない原因には色々な理由があると思う。経済的な理由により質の良い努力ができない、時間が足りない、そもそも不向きであった。
仮に、日本において、努力すれば報われるという土壌があったとしても、それが上記の理由により奪われ、誰もが実現できないものになってしまっているとすれば(金持ちしか成功しない、一部の天才肌の人間しか成功しない)、果たしてそれは努力の報われる国であるといえるのか。7割の人がそのように答えた背景には、そういった事情もあるように思う。

繰り返しになるが、日本自体は努力の報われる土壌のある国だと思う(身分制度があるわけでなし)。ただ、努力する人間を最大限サポートしている国かと言われると、答えはノーとしか言えない。
結局自己責任の部分も大きいのだろうが、それでも努力をしようとする人間、努力している人間に対して何らのサポートもできない国で、果たして活気が生じるといえるのだろうか。ある意味一般的に必要とされている平均的な努力以上の努力は悪だと言わんばかりの環境が出来上がってはいないか。
これは政治的な問題だけでなく、社会全体における問題ともいえる。努力しようとしている人間をサポートしようとしている企業がどれほどあるか。

結果を出すに足りる努力をする気もないのに、「努力が報われない国」と言い切ってしまうのには抵抗がある。しかし、結果を出すようにひたすら努力をしてきた、これからもする気のある人間からすれば、それを最大限サポートしない国は、「努力が報われない国」と同じものと評価せざるをえないのではないか…アンケートの結果がそれを物語っているように思える。
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最近では漫才師にとっての祭典として定着している「M-1グランプリ」。その大会委員長のS氏(ほとんどイニシャルの意味がないが…)が、テレビの番組でこんなことを言っていた。
「参加資格をコンビ結成から10年に限定したのは、準決勝にも上がれないような奴を切って、辞めさせるため」「第二の人生を早く歩んでもらって、幸せになってもらいたい」

これは正直、「勝者の驕りである」とクロスケは思う。
実際、漫才の世界って10年もしないうちに天下とれるほど簡単な世界なのか。
現に前回のチャンピオンであるサンドウィッチマンは98年に結成されたらしいので、やはり10年近くかかっていることになる。確かに10年以内ではあるが、結成9年ごろまでをひとつのピークだと考えると、結成11年のコンビでも優れたコンビがいるのではないか、と考えるのが普通だと思う。「単純におもろい奴を決めるコンテストがしたい」というコンセプトからは、かけ離れるものではないか。
S氏自身は、若いころから名声を轟かせ、成功している人物の一人であるから、「10年もかかっているようではクズや」と思っているところがあるのではないか。もちろんS氏が努力して今の地位にあることは否定できない
し、S氏をつまらないとは思わないが、努力が報われるか否かには人によって「時間差」があることは忘れてはならないだろう。
もちろんクロスケは笑いの専門家ではないので、こういうことが言える立場にはないが、「笑い」ほどさしたる合格の基準もなく、千差万別のモノサシを持つ文化は少ないのではないかと思う。10年前のセンスが今やっと追いつくことだってあるはずだ。なおさら「時間差」を意識してもらいたい。

それに、これは司法試験にもいえることであろうが、第二の人生を歩むことで幸せになることがあるかもしれないが、それで本当に幸せになるとも限らないのである。悔いの残るような人生を送るくらいなら、精魂尽き果てるまでその世界で頑張りたいと思う人の決定権を奪うことは、誰にもできないだろう(まぁそもそもM-1に参加できないからといって道をあきらめさせるほどの効果があるかは疑問ではあるが…)。最終的にドロップアウトを決めるのは本人自身であり、制度ではないのである。

実際参加資格なんて自己申告だし、相方を変えればいくらでも参加し続けられるのであろうが、「単純におもろい奴を決めたい」のであれば、そもそも参加資格など不要なのではないか。
上下関係の厳しい世界だから、「自分よりキャリアの長いベテランコンビが出てきたときに審査できない」という本音を隠しているように感じて仕方がない。審査の方法にも問題があると思うけどな…。
特に日常生活で嫌な人間に会って気分を害したわけではないですが、結構長い間頭の片隅においていたことなので、一度日記で書いておこうかと。こんなこと書いて「何様?」という感じですが(笑)、まぁブログとしての許容範囲ということで…。

嫌いなタイプの人間
一.人を簡単に傷つけることのできる人間
二.陰口をたたく人間
三.価値感を押し付ける人間

まぁ…クロスケがどの要素も持っていないとは言い切れないわけですが(笑)。あるとすれば自己嫌悪ってことでご容赦を。

一.はいうまでもないですね。コンビニ店員を切りつける犯人など言語道断です(笑)。まぁ適用範囲を狭めるために、あくまで「簡単に」そういう行為に出ることを要件としています。
二.は少し「陰口」についての一般のニュアンスと違います。クロスケ的には、たとえその人がいない場合の発言であっても、仮にその人を前にして言うことができるのであれば、それは「陰口」ではないと思ってます。もっとも、これは結構微妙ですね…ある意味ここでの発言の多くは「陰口」ですし、そもそも自分に知識が足りなく、論破されそうな話については不用意に発言できない。まぁあくまで「あいつムカつくわ」程度の人格批判につながるものに限ると解すべきでしょうね。
三.別に本人に悪気はないので、このタイプの人間を糾弾するのは少し心が痛みます。ただ、いくら善意でも、明らかに嫌がっているのに押し付ける態度は同意しかねますね。まぁ一回二回はいいのですが、数回にわたって押し付けられるのであればキツイですね。程度問題でしょうか。

こんな感じです。まぁこれを言ったからといってどうなるということはないですし、これのどれかに当てはまる人間が必ず嫌いだというわけでもないですから(印象はすごく悪くなりますが)。まぁこのブログ自体備忘のためですし、自分の考えをまとめるために好き勝手使わせてもらいます(笑)。
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プロフィール
HN:
クロスケ
年齢:
41
性別:
男性
誕生日:
1982/10/26
自己紹介:
しがない司法修習予定者です。

もっぱら備忘のためと日記をつけることを始めました。

とはいえ、ときどきわけの分からないことが書かれることもあるので、そのときは気兼ねなく突っ込んでいただけるとありがたいです。
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