「ウィニー無罪」賛否…著作権侵害絶えぬ中
なかなかこの問題に対する態度を決めかねているところはある。包丁の例にたとえられることがあるが、ちょっと次元が違う気もする。
著作権侵害というものは、ダイレクトに他人の権利を侵害する形のものではないので、一般人がよくよく犯しやすいもので、規範的障害が少ないものといえる。一方、包丁による身体への障害というものは、他人に対するダイレクトアタックである以上、規範的障害が大きいのが通常である。
一般的に、そのような規範的障害の少ない著作権侵害を容易にするような道具を作れば、そういった犯罪行為が横行するであろうことは、認識してしかるべきだろう。
ただ、それらは刑法上「幇助」といえるまでの積極的な勧誘ではなかった。おそらくそういうことじゃないのかな…(判決文読んでいないので、ちょっと適当です…)。
だとすれば、そういった行為自体は違法なものではなく、これを抑制することは技術の発展を阻害するにすぎないものとなる。そういう意味では、高裁の結論も首肯できてしまうあたり、難しい問題をはらんでいる気はしますね。
あとは社会的道義的責任の問題なんでしょうけど…まぁ確かに技術に罪はないとしても、現にそれによって多くの著作権侵害が進行しているのが現状ですからね…自重すべきなのは確かかと思います。
でも、その辺も結局は侵害する人間、それを規制できない制度が悪いわけで、技術者を責めるのもどうなんだろうという気はしますね。
政府はこれを期に、金子さんにウィニーの悪用を禁止するシステムの整備を依頼したらいいんじゃないですかね?
まぁ検察が上告するのかどうかまだ分かりませんが。
なかなかこの問題に対する態度を決めかねているところはある。包丁の例にたとえられることがあるが、ちょっと次元が違う気もする。
著作権侵害というものは、ダイレクトに他人の権利を侵害する形のものではないので、一般人がよくよく犯しやすいもので、規範的障害が少ないものといえる。一方、包丁による身体への障害というものは、他人に対するダイレクトアタックである以上、規範的障害が大きいのが通常である。
一般的に、そのような規範的障害の少ない著作権侵害を容易にするような道具を作れば、そういった犯罪行為が横行するであろうことは、認識してしかるべきだろう。
ただ、それらは刑法上「幇助」といえるまでの積極的な勧誘ではなかった。おそらくそういうことじゃないのかな…(判決文読んでいないので、ちょっと適当です…)。
だとすれば、そういった行為自体は違法なものではなく、これを抑制することは技術の発展を阻害するにすぎないものとなる。そういう意味では、高裁の結論も首肯できてしまうあたり、難しい問題をはらんでいる気はしますね。
あとは社会的道義的責任の問題なんでしょうけど…まぁ確かに技術に罪はないとしても、現にそれによって多くの著作権侵害が進行しているのが現状ですからね…自重すべきなのは確かかと思います。
でも、その辺も結局は侵害する人間、それを規制できない制度が悪いわけで、技術者を責めるのもどうなんだろうという気はしますね。
政府はこれを期に、金子さんにウィニーの悪用を禁止するシステムの整備を依頼したらいいんじゃないですかね?
まぁ検察が上告するのかどうかまだ分かりませんが。
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