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囲碁はできません、でもオセロは好き。
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結構書こうと思うと色々面倒くさいのだが(--;)。まぁ頑張って書こう(笑)。
引き続き「サイコーですか?最高裁!」(著者・長嶺超輝)参照。

憲法79条2項 「最高裁判所の裁判官の任命は、その任命後初めて行はれる衆議院議員総選挙の際国民の審査に付し、その後10年を経過した後初めて行はれる衆議院議員総選挙の際更に審査に付し、その後も同様とする」
これが国民審査だ、といってもピンとこないかもしれない。ただ、衆議院議員選挙を経験された方なら経験済みだろうが、通常の衆議院議員に関する投票用紙とは別に、見たこともない人物の名前が並べられ「嫌なら×をして」と書かれた紙を手にしたことがあるかと思う。それが国民審査だ。
国民によって、裁判官を罷免することができるのであるから、民主的な基盤がない最高裁にとって、唯一国民による民主的な統制を受けることになる制度といえる。
しかし、過去にこの制度によって罷免された者はいないし、ぶっちゃけ裁判員制度よりも知られていないというのが現状だろう。

日本の裁判官って基本的に優秀なんですよ。政治家と違って賄賂のような汚職というのがほとんどない。ただ、彼らは民主的な基盤がない分、どこか政治家に対してコンプレックスを抱く反面、国民から距離を置こうとしているのではないか。それを改善するためにも、国民審査制度をしっかりと機能させ、彼らに国民からの信頼があるものと自信をつけさせるとともに、国民に対する責任をもっと自覚させるべきだ。…というのが長嶺さんの主張(だと思う)で、クロスケもそれに同調するわけだ。
この制度にも数億というお金が使われているにも関わらず、有効に利用できないというのは非常に惜しい。もちろん憲法上の制度なので、これを活性化させるには法律改正の他、憲法改正も視野に入れなければならないわけだが、裁判員制度なんていう憲法にない制度を創設するくらいなら、国民審査を活性化させる方がよっぽど司法のためになるんじゃないかな。たとえ49%しか×がつけられていなくても(過半数を超えていないので、罷免はされない)、それを知った裁判官はもっと民意を意識した判断をするようになるはずだし。結局野菜は八百屋だから、お客さんが八百屋を是とするか非とするかでしか、八百屋を評価できないし、八百屋は改善されないんじゃないかと思う。

是非今度の衆議院議員選挙においては、「民主的統制」という観点から国民審査に参加してもらえればと思う。まぁそこまで難しく考えなくても、最高裁の裁判官に少しは興味を持つことは必要かと。制度を知るだけでも十分ですから(笑)。


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クロスケ
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1982/10/26
自己紹介:
しがない司法修習予定者です。

もっぱら備忘のためと日記をつけることを始めました。

とはいえ、ときどきわけの分からないことが書かれることもあるので、そのときは気兼ねなく突っ込んでいただけるとありがたいです。
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