土曜ドラマ「ジャッジⅡ」
※若干ネタばれも含みますのでご注意を。
実務家からも好評だという「ジャッジ」というドラマを視聴。HDDに録画していた初回を見ただけなので、1週間遅れてますが(--;)。
余談ですが、「ジャッジ」と聞くと昔フジテレビ系列でやっていた某法律バラエティーを思い出します。なんか弁護士が一方的に結論決めて、さらに後半は何やかんやぐだぐだして打ち切られていったので、あまりいい印象は持っていませんね(最近では行列もぐだぐだし出したが(笑))。
内容は非常によく練られていて驚きましたね。実は第1回の事件というのは、最高裁平成5年3月30日判決をもとにしてありました。行政法の百選にも載っており、そこそこ分かりやすい事件です。
まぁ…若干ネタばれにはなりますが、結論的には最高裁の判例とそのままでしたので、すでに判例を知っている身からすれば、新鮮味に欠けるといえば欠けましたね。でも裏を返せば、最高裁ってそこまで考えているんだな…ということが理解できるかと思います。
ただ、ドラマと事実の大きな違いは、事実では子どもが死んでいるということ。最高裁の理屈は、理路整然としており、それ自体結論として正しいとは思うのですが、ドラマで仮に子どもが死んでいたとすれば、それでも学校側の責任を認めないという結論にどれだけ説得力を持たせることができたのか、というのは気になるところです。まぁその辺を描き出すと収集がつかないので、だからこそ子どもは死なさず大怪我をした程度にすませたのかもしれませんが…。実際元となった判例の下級審は学校側の責任を認めていますんで、結構微妙なケースだったのかもしれません。
とはいえ注目すべきはそこではなく、これから始まる裁判員制度に向けて、「裁判官」とはいかなる職業か、ということをわかってもらうことだと思います。監査法人以来気になるドラマができました。視聴継続で~。
※若干ネタばれも含みますのでご注意を。
実務家からも好評だという「ジャッジ」というドラマを視聴。HDDに録画していた初回を見ただけなので、1週間遅れてますが(--;)。
余談ですが、「ジャッジ」と聞くと昔フジテレビ系列でやっていた某法律バラエティーを思い出します。なんか弁護士が一方的に結論決めて、さらに後半は何やかんやぐだぐだして打ち切られていったので、あまりいい印象は持っていませんね(最近では行列もぐだぐだし出したが(笑))。
内容は非常によく練られていて驚きましたね。実は第1回の事件というのは、最高裁平成5年3月30日判決をもとにしてありました。行政法の百選にも載っており、そこそこ分かりやすい事件です。
まぁ…若干ネタばれにはなりますが、結論的には最高裁の判例とそのままでしたので、すでに判例を知っている身からすれば、新鮮味に欠けるといえば欠けましたね。でも裏を返せば、最高裁ってそこまで考えているんだな…ということが理解できるかと思います。
ただ、ドラマと事実の大きな違いは、事実では子どもが死んでいるということ。最高裁の理屈は、理路整然としており、それ自体結論として正しいとは思うのですが、ドラマで仮に子どもが死んでいたとすれば、それでも学校側の責任を認めないという結論にどれだけ説得力を持たせることができたのか、というのは気になるところです。まぁその辺を描き出すと収集がつかないので、だからこそ子どもは死なさず大怪我をした程度にすませたのかもしれませんが…。実際元となった判例の下級審は学校側の責任を認めていますんで、結構微妙なケースだったのかもしれません。
とはいえ注目すべきはそこではなく、これから始まる裁判員制度に向けて、「裁判官」とはいかなる職業か、ということをわかってもらうことだと思います。監査法人以来気になるドラマができました。視聴継続で~。
PR
Do you comment?