本音建前

ちょっと気になる時事について、まとめてコメントを。

酒井法子容疑者　「昨夏以降、数回覚せい剤使用した」

この事件自体は、清純派アイドルの転落という形で取り上げられてはいますが、クロが今回注目するのは、裁判員裁判のＰＲ映画が「最高裁の指示によって」削除されたということ。
確かに、容疑のかかっている人間が社会に与える影響の強さからすれば、宣伝効果というものにマイナスになりかねないので、民間であればいったん削除するという方向も間違ってはいないだろう。
しかし、有罪が確定するまでは、たとえ容疑者、被告人であっても「無罪」が推定されるとされる裁判所の建前はどこにいったのか？結局司法行政が司法の建前と大きく乖離するようなことをしていては、自己否定になりかねないような気もする。…ということが、町村先生のブログに書かれてあったので、共感した次第です。



麻生首相、靖国参拝見送りへ＝「政争の具にするのは間違い」

一見まともそうなことをいってるようにも見えて、結局今靖国に行ってバッシングされるのが選挙対策上マイナスだから、というのもまた政争をにらんでの行動なんじゃないの？
あとこの手の議論って、戦争で亡くなられた方を偲ぶという目的は分かるんだけど、だから靖国に行くっていうのは論理的につながってないんですよね。別に偲ぶだけなら他の施設でやってもいいわけだから。
自分のやっていることが正しいと思って、ここまで意固地に首相のイスに座り続けていたんだから、行きたいんならいきゃいいのにね。そっちの方が票が入るんじゃないでしょうか？
…まぁ行ったら行ったで、批判しますけど（笑）。