教職

「審議監に渡せば何とかなる」＝贈賄の参事、常態化認める－大分教員採用試験汚職
→http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080710-00000143-jij-soci

連日新聞、テレビをにぎわせているこの問題だが、一言で言えば「ここまで腐っているのか」という感じである。
特にこういった「試験」についての不正というのは、特に許されるべきではない。
現代社会ってのは基本不平等だ。いくら憲法や法律で平等を掲げたところで、実質的な差異はなくならない。でも、そんな現代社会において、なお平等が保障されている数少ないもののひとつが「試験」だ。
そりゃ生まれもっての才能を言い出すと厳密には平等ではないかもしれない。ただ、少なくとも「努力」次第で、誰でもいくらでも道を切り開くことができるという点では、これほどフェアなものはないといえる。
にもかかわらず、そういった平等の保障を一切無駄にするような対応がとられていたのであるから、裏切りも甚だしい。
本来受かるべきでない点数で受かり、現在教職に就かれている方でも優秀な方はおられると思う。しかし、ここは制度の公正を維持するために、そういった職員の採用そのものを取り消すべきではないか。そして、本来受かるべき点数で落とされた人に、今からでも夢の続きを追わせてやるべきだ。