合理的疑

林被告の死刑確定へ＝最高裁が上告棄却

もう１０数年前の話になるんですね。当時はさすがにカレーを食べるにも若干の抵抗を感じていた記憶があります。
これで一応の決着がついたわけですが、それでもこれからの課題を残す裁判だったんじゃないかな、と思います。
特に裁判員制度との関係が重要ですね。今回のような、事実自体を争っているような事件の場合、イチかゼロの結論しか出しえないわけですから、裁判員としてはかなり難しい判断を強いられることになるでしょう。
また、基本的には情況証拠により罪を認定したわけなので、本当に合理的疑いをさしはさむ余地がないかと言われると難しい部分もあるのかもしれません。特に今回のように被告人が頑なに事実を争っている場合は。
こういうとき、弁護人って辛いですよね。いやいや、他人事の悩みにならないように頑張らないと。